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vol.85
初心者のための、基礎から学べる"金継ぎ"体験会【大阪会場】

9/25(水)に大阪府 梅田で開催した金継ぎ体験会をレポートします。
割れたり、欠けたりした陶器を修復する、日本の伝統技法「金継ぎ」。
6/29(土)に東京で開催し、ご好評いただいた「金継ぎ」体験会を大阪でも開催いたしました。
東京会場の様子はコチラ>>

9/25(水)に大阪府 梅田で開催した金継ぎ体験会をレポートします。割れたり、欠けたりした陶器を修復する、日本の伝統技法「金継ぎ」。6/29(土)に東京で開催し、ご好評いただいた「金継ぎ」体験会を大阪でも開催いたしました。東京会場の様子はコチラ>>

今回も講師は、播与漆工(はりよしっこう)の箕浦和男さん。
漆の販売や漆を使用した教室を主催する、漆を扱うスペシャリストです。
大阪会場でも引き続き、講師としてご協力いただきました。

東急ハンズの店舗でも販売している「金継ぎ初心者セット」を
使って、はじめての方にも分かりやすいように進めていきます。

今回ご参加いただいたみなさまは、金継ぎ初体験の方が8割ほど。
興味はあるけど、自分だけではじめるのはハードルが高いかも、そのように感じている方も多いようです。

今回ご参加いただいたみなさまは、金継ぎ初体験の方が8割ほど。興味はあるけど、自分だけではじめるのはハードルが高いかも、そのように感じている方も多いようです。

修復したい陶器の状態に応じて、適した工程を施します。今回は、金継ぎの工程の中でも特に押さえておきたい以下の3つの工程を学びました。

修復したい陶器の状態に応じて、適した工程を施します。今回は、金継ぎの工程の中でも特に押さえておきたい以下の3つの工程を学びました。

金継ぎには漆を使用するので、肌につくとかぶれてしまう場合があります。 手袋やアームカバーをして、対策をとってから作業を進めていきます。

はじめに行うのは、割れたお皿を接着する「接合(麦漆接着)」です。
小麦粉と水を混ぜて、耳たぶくらいの硬さまで練ります。

はじめに行うのは、割れたお皿を接着する「接合(麦漆接着)」です。小麦粉と水を混ぜて、耳たぶくらいの硬さまで練ります。

そこに練ったものと同じ量の透漆(すきうるし)を混ぜて、さらに練っていきます。これが麦漆(むぎうるし)です。
練るときは、作業台に押し付けるようにすると均一に練りやすくなります。

そこに練ったものと同じ量の透漆(すきうるし)を混ぜて、さらに練っていきます。これが麦漆(むぎうるし)です。練るときは、作業台に押し付けるようにすると均一に練りやすくなります。

「漆はどれくらい入れたらいいの?」とお客様より質問が。
お料理のように何グラムという決まった分量がないため、なかなかお伝えするのが難しいポイントだそう。
実際に目の前でつくりながら、感覚をいっしょにつかんでいきます。
「漆を加えてよく練り、作業台に押し広げてみる。じわっと漆がにじみ出てくるくらいがベスト」と箕浦講師よりワンポイントアドバイスいただきました。

「漆はどれくらい入れたらいいの?」とお客様より質問が。お料理のように何グラムという決まった分量がないため、なかなかお伝えするのが難しいポイントだそう。実際に目の前でつくりながら、感覚をいっしょにつかんでいきます。「漆を加えてよく練り、作業台に押し広げてみる。じわっと漆がにじみ出てくるくらいがベスト」と箕浦講師よりワンポイントアドバイスいただきました。

できあがった麦漆は、竹ヘラを使って皿の割れ目に薄く均一に塗ります。
およそ30分位そのまま乾かしてから、破片同士をくっつけます。

できあがった麦漆は、竹ヘラを使って皿の割れ目に薄く均一に塗ります。およそ30分位そのまま乾かしてから、破片同士をくっつけます。

接着した箇所をマスキングテープなどで固定して、本来はここから2~3週間乾燥させます。
(この体験会では、乾燥をまたずに次の工程に移っていきます。)
くっつけた際にはみ出した麦漆は、綿棒に水をつけて落としてあげると、きれいな仕上がりになります。
これで、接合工程は終了です。

次は、欠けてしまったお皿などの修復に使う、刻苧(こくそ)付けを行います。

練ったご飯に透漆、刻苧綿(こくそわた)、木粉を混ぜ合わせます。
漆の量は、麦漆の時と同じくらいの量です。よく練り合わせたら、刻苧漆の完成です。

練ったご飯に透漆、刻苧綿(こくそわた)、木粉を混ぜ合わせます。漆の量は、麦漆の時と同じくらいの量です。よく練り合わせたら、刻苧漆の完成です。

完成した刻苧漆を、竹ヘラで欠けた部分につめていきます。
マスキングテープなどを使って、欠けた部分に土手をつくります。
水をつけた竹ヘラを使って、表面をなでるように整えてあげます。

2週間を目安に乾燥させ、カッターや砥石でなめらかにしてあげると、さらにきれいに仕上がります。

完成した刻苧漆を、竹ヘラで欠けた部分につめていきます。マスキングテープなどを使って、欠けた部分に土手をつくります。水をつけた竹ヘラを使って、表面をなでるように整えてあげます。2週間を目安に乾燥させ、カッターや砥石でなめらかにしてあげると、さらにきれいに仕上がります。

最後に、金粉蒔きです。
接合、刻苧付けした部分に弁柄(べんがら)漆をうすーくうすーく塗り、30分ほど乾燥させます。
このキットの漆は、マニキュアのようなハケがついているので、作業台の上に余分な漆を落としてから塗りはじめると薄く塗りやすくなります。

金継ぎ最後の仕上げ.jpg

弁柄漆の表面が乾いたところで、塗った部分に金を蒔いていきます。
乾燥させすぎてしまうと、逆に金粉が蒔けないので乾かしすぎには注意が必要です。
講師のお手本を中央に集まって、じっくり観察します。

じっくり観察.jpg

弁柄漆を厚く塗ってしまうと、いくら金粉を蒔いても金粉が漆の中に沈んでしまいます。
中々上手に薄く塗れないという方は、塗った場所に軽くティッシュを押し付けるようにして、漆を軽くぬぐっても金粉はきれいに蒔けます。
どうしても上手に蒔けないという人は、その方法を試してもよいとのことです。

先生の手直し.jpg

以上で実際に体験していただいた工程は完了です。

参加された方の中には、ご自宅に修復したいお皿があるという方も多くいらっしゃいました。
今回学んだポイントを押さえて、生活の中に金継ぎを取り入れていただけたらと思います。

みなさま、お疲れ様でした!
最後に講師を交えて、ご参加のみなさまと集合写真を撮らせていただきました。

集合写真_2.jpg

【参加者のみなさまから、ご感想をいただきました】
■本格的な金継ぎを学んでみたかったので、とても満足です。
■作業だけでなく、いろいろな背景が聞けたので面白かったです。
■はじめての金継ぎ、これからスタートするきっかけになった。
■上品でフレンドリーで素敵な先生でした。

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