キャリアを知る—02 上司×部下対談キャリアを知る—02 上司×部下対談

キャリアを知る—02 上司×部下対談

東急ハンズでいま求められているのは、みんなとともに考え、挑戦する“伴走者”タイプのリーダーだ

同じ部署で机を並べて働く上司。若手社員を卒業し、中堅社員としてこれからの東急ハンズを背負っていく入社7年目の社員にとっては、公私ともに人生の先輩というべき存在です。仕事のことからプライベートの話まで、2人だからこそ話すことができるテーマについて語り合ってもらいました。

本田 浩一 Honda Koichi

1995年入社
営業企画部 営業企画課 課長
経済学部 経済学科卒

「自然とやる気が湧き上がる楽しいチームづくり」がモットー。東急ハンズのTwitterアカウントの“中の人”も兼任している。趣味は、陣取りゲームアプリに参加しながら行うウォーキングやサイクリング。

内田 雄二郎 Uchida Keisuke

2007年入社
営業企画部 営業企画課 主任
文学部 教育学科卒

2014年10月、営業企画課主任に就任。店舗のキャンペーンや、ハンズクラブカード会員向け施策などの企画・立案に携わる。現在の課題はアプリ会員の拡大。週末はランニングに取り組み、10km走ることもある。

経験値を増やしていけば、判断力も磨かれる

内田くんとは去年の秋から営業企画課で一緒に仕事をしているけれど、新宿店でも営業管理課で一緒だったよね。そのころから数えると、もう3年近くになるのかな。

はい。でもそれより前に一度ご一緒しているんですよ。本田さんが通販の部署にいた時に、僕が「東急ハンズのオリジナルTシャツを作りたいのだけど、どうしたらいいでしょう」と相談したことがあって、「必要なことがあったら何でも俺に相談してくれ」って引き受けてくださったんです。その時の、懐が広くて、底抜けに明るい印象がすごく残っていて、新宿店で同じ課に配属された時は、「あの方だ」ってすぐに思い出しました。

そうだったんだ。なんか照れるね(笑)。そういう内田くんも、常に前向きに物事を考えていることに、いつも感心しているよ。レスポンスが早くて、いつも自分のギャクも拾ってくれるし(笑)。何にでも必ず肯定形で返して、有言実行する。これは簡単には真似できないし、「100年に1人の逸材だ」っていう気がするよ。

最高の褒め言葉です(笑)。

いや、ちょっと褒めすぎたかな(笑)。でもそんな内田くんだから、主任としていつも頼りにしています。

主任といっても名ばかりで、まだまだこれからです。営業企画課ではキャンペーンの企画をはじめ、全社的な販売計画や販促策を決めていますが、実行するのは各店舗の社員です。だから店舗に対して企画の意図を分かりやすく説明しなくてはなりませんが、自分はまだまだ言葉足らずで、うまく伝えられていないと感じています。その点、本田さんは僕が作成した資料でも、会議では内容を噛み砕いてわかりやすく説明してくださるので、驚きます。どうしたらそうできるのでしょうか?

そうだなぁ。あえて言えば、年の分だけ場数を踏んでいるってことだと思うよ。物事を理解したり、判断したりするときって、自分の中にある引き出しの数以上のことはできないでしょう。だから、引き出しを増やすつもりで経験を重ねるといいよ。いま経験したことが、もっと上の立場に立ったとき必ず生きてくるはずだから。その点、営業企画課はいろんなボールが飛んでくる部署なので、経験値を上げるには最適だと思うよ。

“年上の部下”を動かすには

本当に毎日、いろんな課題が出てくるので勉強になります。視野を広げなければやっていけないと感じていて、知識量もまだまだ足りていません。

そこは大丈夫だよ。内田くんは分からないことはすぐに調べるし、聞いてきてくれるでしょ。それに主任として、人を動かすのもうまい。相手を鼓舞してその気にさせるのが上手だよね。

若輩者ですから、「人を動かす」だなんて、そんな……。

いやいや、それがリーダーの仕事だからね。それに「先頭に立って引っ張る」だけがリーダーじゃない。内田くんのように、伴走者になって一緒に考えたり、後ろから背中を押すのも立派なリーダーだよ。……なんて、偉そうに言ったけど、実はこれ上司の受け売り。私は4、5年前に初めて「主任」という肩書きが付いたとき、仕事がうまくいかなくてね。部長から「お前が前に立つ必要はない、もっと他のやり方もあるんじゃないか」って言われて、肩の力がスーッと抜けたのを覚えているよ。

そんなことがあったんですね。

内田くんは言われなくてもそれができている!

新宿店で現場にいた経験が生きているのかもしれません。「こう話せば、店舗の社員も本社の意図を理解してくれるだろう」ということは常々意識しています。

いま東急ハンズで求められているのは、内田くんのような伴走者タイプのリーダーだと思うんだ。実際、プレイングマネージャーとして自分も業務をこなしながら、チームをまとめていかなくてはならない。私が入社したころの管理職はマネジメントだけをしていればよかったけれど、いまは社員比率も変わってきた中で、入社から数年でチームリーダーや管理職に抜擢されることも多いよね。そんな中で、昔ながらの先頭に立って引っ張っていくというリーダー像で物事を進めると、軋轢を生んでしまう。

本当にそうです。経験や知識で明らかに自分より上回っている人についてきてもらうには、どうしたらいいでしょうか?

その分野について自分も一生懸命勉強して、それでもわからないことについては、「教えてください」と頼ればいいと思うんだ。何も勉強しないで聞いたら怒られてしまうけど、がんばっていれば、それは相手にも伝わるから。とにかく謙虚に仕事に取り組んでいれば必ず手を貸してくれる。慕われるプレイングマネージャーになることが大事なんだと思うよ。

私生活の充実がキャリアを充実させる

本田さんは今年で入社20年ですよね。今後の目標を聞かせてもらえますか? やっぱり夢は社長ですか(笑)。

いやー、それはないかな(笑)。商売人になりたくて東急ハンズに入社したから、やってみたいのは店長だね。

どんな力を身につければ理想の店長になれるのでしょうか?

お客様が考えることの半歩先、一歩先を察知する力かな。そのためにも、いま何が話題なのか、これから何がはやりそうか、常にアンテナを張っているよ。週末に子どもと買い物に行くときも、「これをハンズで売りたいな」とか、無意識のうちにも考えちゃうな。

お子さんと出かけたりするんですね。

こう見えても、父親だからね(笑)。内田くんは去年、結婚したばかりだよね。うちは子育てもひと段落したけど、内田くんはこれからが大変だね。ハンズはある程度フレキシブルに休みが取れるから、子育て中はちゃんと協力してあげなさいよ。何なら、結婚記念日には毎年、休みを取ってもいいけど(笑)。

ありがとうございます(笑)。

プライベートがうまくいかないと、仕事もうまくいかない。逆に、仕事で悩み事があったらプライベートもギクシャクする。仕事で120%の力を出すためにも、プライベートは思いっきり充実させてほしいね。それはそうと、内田くんの夢は何なの?

僕は主任になってもうすぐ1年なので、周りの誰からも認められる主任になることです。長期的には課長になるのが目標。管理職の役目は「判断し、決断すること」なので、最善の策をすばやく指示する力も身につけたいです。

さっきも言ったけど、内田くんに足りないのは経験だけだから、今までの調子でがんばってほしいな。

はい、本田さんも店長という目標に向かって、一緒にがんばっていきましょう!

※内容はすべて取材当時のものです。